犯罪に遭遇 〜年の瀬パリ修学家族旅行 9 [2012.12 Paris FR]
パリの治安はお世辞にも良いとは言えない。
スイスに比べて犯罪率は格段に高い。スイスに住んでいると日本とあまり違わない感覚で暮らしていけるがフランスだとそうもいかないのではないか。後述するが自衛策はスイスでもフランスでも必要だが。
熊太郎も十分認識していて、特にラテン国、つまりフランス、イタリア、スペインへの訪問時は気をつけているつもりだった。
しか〜し。災難は一瞬の隙をついてやってくる。
それはパリの地下鉄1号線、日本で言う東京メトロの銀座線のようなメジャー路線の中で起こった。
もうどの駅か忘れてしまったが1号線の地下鉄に乗ろうとした時、熊太郎一家の列の中に割って入る少女の集団がいた。
写真はイメージです。
突然背中を押される感じがした。ギュギューって感じ。ラッシュ時の山手線の感覚に似ているかも。
それを後ろから見ていた熊太郎妻が気づいた。熊太郎の財布を奪おうとする少女からその財布を取り返そうとしたのだ。すごいぞウーマンパワー!
財布は少女の手から離れた。
実はスラれた熊太郎も防御策として写真の通りワイヤーでカバンと繋げていた。少女達はスレなかったし、熊太郎妻の手柄で現金を抜くタイミングをも失った。
ドアが閉まり電車は発車した。
車内は「またスリね」的な雰囲気。
車内には覆面の警察官とおぼしき黒人が「気をつけろよ。この電車にはたくさんスリがいる」と言ってくる。
少女達はスレなかったくやしさなのか、熊太郎の顔をじっと見ている。
「畜生!なんでワイヤーでなんかで括り付けていやがるんだ!この日本人野郎!」
と言っているように見える。
次の駅までその状況は続き、その後少女達は足早に降りて行った。
覆面警察官は彼女達を追いかけて行った。
しかし、、、こいつも怪しいものである。もしかすると少女達の元締めかもしれないし。。。
もうこうなってくると誰を信じて良いかわからなくなってくる。
結果的に実害はなかった。でもショックは大きい。まさか自分が災難に遭うとは思わなかった。
きっとスリや置き引きに遭った人は皆そう思っているに違いない。
熊太郎の教訓含め欧州の旅における安全の知恵を。どんなに旅慣れている人でも災難に遭う時は遭う。熊太郎の同僚で地球を何十周もしている人もやられている。
1. 旅行に行く前、「地球の歩き方」を読むのも大事だが、一瞬でもいいので日本大使館の安全情報を見るべし。
例えば、フランス。
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/
ここに安全情報がある。ここに代表的な手口が載っている。多いのは、スリ、置き引きである。
オペラ座付近は空港からのバスの発着ということもあり犯罪者も集まってくる。またRERのB線、シャルルドゴール空港に行く路線も注意である。熊太郎の地下鉄1号線も然り。
2. ズボンのおしりポケットに財布入れるなんて無謀な事はしない。日本じゃ問題ないけれど、これじゃ財布スッてくれと言っているようなもんだ。熊太郎息子、日本に帰国後、ショッピングモールで長財布を後ろポケットに差している若者を見て、「あれじゃスラれるね」と冷静にコメントしていたのには笑った。
3. 日本じゃ当たり前だが、電車の網棚に荷物を上げない。(服しか入っていないようなものなら良いけどね)常に自分の荷物が体のどこかに触れているようにすること。
4. TGVの車内のように荷物置き場が自席と離れている時は、なるべく荷物置きが見える席を確保すること。あとはワイヤー鍵を有効に使う事(例えば友達の荷物とつなぐとか)
5. レストランで席取りの為にハンドバックを使わない。ガイドブックなんかで行う事。イスの背もたれにハンドバックなどの荷物をかけない。置き引きされないようにバックの紐を座っている足に通す。(常に荷物を「感じて」おく)
6. 常識だが、人前で財布や現金を見せない。
犯罪者はアジア人、東アジア3カ国、日本、韓国、中国人を狙ってくる。なぜなら、この方々は現金をたくさん持っているから。遠くからの観光客だから。
欧州人はなんでもカード払い(端的に言うと)。犯罪者はカードより現金が目的である。
とにかくアイツらは駅で、街角で、美術館で狙いを定めている。
今回の犯罪は間違いなくフランス人の仕業ではない。所謂「そういう人たち」である。
未成年に仕事をさせて、元締めが搾取。
少女達は警察に連行されても、未成年なので解放され、また次の狙いを定める終わりなき犯罪なのだ。
そして少女達はそれが自分たちの生活なので悪いという感覚がない(と思う)
まったく困ったものである。
とにかく出来る自衛策を講じて旅行に臨んで欲しい。ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれんが本当にそう思う。
おまけで在スイス日本大使館のページ
http://www.ch.emb-japan.go.jp/jp_home.htm
ここにも犯罪情報が掲載されているが、件数はフランスとは比べ物にならない位少ない。
でもチューリッヒ空港は要注意。知り合いも空港駅で列車待っている時に、一瞬のスキをついて荷物を奪われている。どの国も空港近辺は危険である。
スイスに比べて犯罪率は格段に高い。スイスに住んでいると日本とあまり違わない感覚で暮らしていけるがフランスだとそうもいかないのではないか。後述するが自衛策はスイスでもフランスでも必要だが。
熊太郎も十分認識していて、特にラテン国、つまりフランス、イタリア、スペインへの訪問時は気をつけているつもりだった。
しか〜し。災難は一瞬の隙をついてやってくる。
それはパリの地下鉄1号線、日本で言う東京メトロの銀座線のようなメジャー路線の中で起こった。
もうどの駅か忘れてしまったが1号線の地下鉄に乗ろうとした時、熊太郎一家の列の中に割って入る少女の集団がいた。
写真はイメージです。
突然背中を押される感じがした。ギュギューって感じ。ラッシュ時の山手線の感覚に似ているかも。
それを後ろから見ていた熊太郎妻が気づいた。熊太郎の財布を奪おうとする少女からその財布を取り返そうとしたのだ。すごいぞウーマンパワー!
財布は少女の手から離れた。
実はスラれた熊太郎も防御策として写真の通りワイヤーでカバンと繋げていた。少女達はスレなかったし、熊太郎妻の手柄で現金を抜くタイミングをも失った。
ドアが閉まり電車は発車した。
車内は「またスリね」的な雰囲気。
車内には覆面の警察官とおぼしき黒人が「気をつけろよ。この電車にはたくさんスリがいる」と言ってくる。
少女達はスレなかったくやしさなのか、熊太郎の顔をじっと見ている。
「畜生!なんでワイヤーでなんかで括り付けていやがるんだ!この日本人野郎!」
と言っているように見える。
次の駅までその状況は続き、その後少女達は足早に降りて行った。
覆面警察官は彼女達を追いかけて行った。
しかし、、、こいつも怪しいものである。もしかすると少女達の元締めかもしれないし。。。
もうこうなってくると誰を信じて良いかわからなくなってくる。
結果的に実害はなかった。でもショックは大きい。まさか自分が災難に遭うとは思わなかった。
きっとスリや置き引きに遭った人は皆そう思っているに違いない。
熊太郎の教訓含め欧州の旅における安全の知恵を。どんなに旅慣れている人でも災難に遭う時は遭う。熊太郎の同僚で地球を何十周もしている人もやられている。
1. 旅行に行く前、「地球の歩き方」を読むのも大事だが、一瞬でもいいので日本大使館の安全情報を見るべし。
例えば、フランス。
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/
ここに安全情報がある。ここに代表的な手口が載っている。多いのは、スリ、置き引きである。
オペラ座付近は空港からのバスの発着ということもあり犯罪者も集まってくる。またRERのB線、シャルルドゴール空港に行く路線も注意である。熊太郎の地下鉄1号線も然り。
2. ズボンのおしりポケットに財布入れるなんて無謀な事はしない。日本じゃ問題ないけれど、これじゃ財布スッてくれと言っているようなもんだ。熊太郎息子、日本に帰国後、ショッピングモールで長財布を後ろポケットに差している若者を見て、「あれじゃスラれるね」と冷静にコメントしていたのには笑った。
3. 日本じゃ当たり前だが、電車の網棚に荷物を上げない。(服しか入っていないようなものなら良いけどね)常に自分の荷物が体のどこかに触れているようにすること。
4. TGVの車内のように荷物置き場が自席と離れている時は、なるべく荷物置きが見える席を確保すること。あとはワイヤー鍵を有効に使う事(例えば友達の荷物とつなぐとか)
5. レストランで席取りの為にハンドバックを使わない。ガイドブックなんかで行う事。イスの背もたれにハンドバックなどの荷物をかけない。置き引きされないようにバックの紐を座っている足に通す。(常に荷物を「感じて」おく)
6. 常識だが、人前で財布や現金を見せない。
犯罪者はアジア人、東アジア3カ国、日本、韓国、中国人を狙ってくる。なぜなら、この方々は現金をたくさん持っているから。遠くからの観光客だから。
欧州人はなんでもカード払い(端的に言うと)。犯罪者はカードより現金が目的である。
とにかくアイツらは駅で、街角で、美術館で狙いを定めている。
今回の犯罪は間違いなくフランス人の仕業ではない。所謂「そういう人たち」である。
未成年に仕事をさせて、元締めが搾取。
少女達は警察に連行されても、未成年なので解放され、また次の狙いを定める終わりなき犯罪なのだ。
そして少女達はそれが自分たちの生活なので悪いという感覚がない(と思う)
まったく困ったものである。
とにかく出来る自衛策を講じて旅行に臨んで欲しい。ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれんが本当にそう思う。
おまけで在スイス日本大使館のページ
http://www.ch.emb-japan.go.jp/jp_home.htm
ここにも犯罪情報が掲載されているが、件数はフランスとは比べ物にならない位少ない。
でもチューリッヒ空港は要注意。知り合いも空港駅で列車待っている時に、一瞬のスキをついて荷物を奪われている。どの国も空港近辺は危険である。
事前の用心のお陰でスリ被害を免れて良かったですね!
私もイタリアでは息子からくどいぐらいに注意されました。
そのお陰で何事も無く済みました。
昔、両親とイタリア旅行した時、ラベンナで赤ちゃん連れのジプシーと子供に父が財布を擦られましたが、すぐ私が気付き取り戻した事があります。
日本は本当に油断、隙だらけですね!平和ボケしてますよね。
by ZUKI (2014-09-12 17:15)
ZUKIさん
ZUKIさんの父上もやられそうになりましたか。でも被害なしで良かったですね。
日本は素敵ですよ。油断と隙があっても犯罪に遭う確率低いですから(笑)
外国人比率が上がっても、変わらないで欲しいですね。
by 熊太郎 (2014-09-14 08:05)